先日7月9日(日)に登山をしてきた。
富士山に登るためのトレーニングとして、田貫湖周辺にある長者ケ岳・天子ケ岳という山に登ってきた。標高はそれぞれ長者ケ岳1335.8m・天子ケ岳1330mとなっている。
麓の標高は600m程度なので、標高差だと700m程度となる。高尾山の標高差が400m程度だから、私のような初心者がトレーニングのために登る山としてはぎりぎり許容圏内といったところだろうか。
因みに長者ケ岳は山梨百名山のひとつである。
はじめは毛無山に登ろうとしていたのだが、ロッククライミング的な要素もあり、初心者には厳しそうであるということで、この山を選定した。前日に登山計画書を山梨警察を提出した。行動予定コースは以下とした。
田貫湖周辺駐車場-長者ケ岳-天子ケ岳-長者ケ岳-田貫湖周辺駐車場
田貫湖までは現在住んでいる、山梨の家から車で小一時間ほどである。朝8時に家を出発し、9時過ぎ頃から登山を開始した。田貫湖北側に登山口があるので、近辺の駐車場をみてみるもどこも満車。しかたなく南側の南テントサイトの駐車場を利用した。こちらはそれなりに空きもあった。ただ登山口まで遠くなってしまったので、田貫湖西側の休暇村富士の方面から登ることにした。車両行き止まりとあるが、登山口のようだ。
ルートマップを見ると、休暇村側から登ればだいぶ近道になりそうだ。
長者ケ岳まで2.5km/150分。
だんだん道が細くなってきた。
奥にも駐車場があった。止められなそうだが。。
登山口に着いた。先に入山している人は、クマよけの鈴を鳴らしていたが、私は持ってなかったので少々不安。
それなりに急な予感。
はぁはぁ。
なんか思っていたよりきついんだが。。
この時点で汗がすごい。ユニクロのエアリズムのシャツはもう、乾燥が追い付かず。濡れ雑巾レベルになった。
少し休憩しよう。富士山登山と同程度の重さにしているので、この時のバックパックの重量が5キロほど、カメラの重量が2キロほどで、7キロ程度であった。疲れるわけだ。
少し上ると休憩場所があった。もう一度ここで休む。
景色はなかなかよい。思いのほか大きい富士山も見えたので感動した。
さて先に進もう。ふとマップを見ると、来た道は相当ジグザグしていて急こう配だったようだ。もしかしてこっちは上級者向きだったのだろうか。高尾山のときも上級者向けの道を行ってしまったが、そういう呪いが掛かっているのだろうか。勾配でショートカットしているが、登る高さは同じなのだから大変になる。人生、近道をしてもその分、険しい道になるという教訓も得たのだった。
さきはまだ長そうだ。だんだんと道なき道的な感じになってきた。
ただそれなりに整地されているので迷うことはなさそうだ。
あと1.1km。山道の1.1kmは平地の感覚とはまったく違うので注意が必要だ。
それほど急ではないが、じわじわとくる。
岩が邪魔だったりと、ややアスレチックなコース。
よくわからないが、何かのおまじないか。
ほぼ獣道。
まだ登る。もう少しで着くと思ってはいけない。あくまで時間管理で歩く。
山頂に到着!
富士山はまったく見えないが、パラグライダーが見えた。
山頂の休憩場所でおにぎりを食べた。
山頂で、食べるおにぎり最高 pic.twitter.com/FYE96l7EJH
— CRAZY HAL (@crazyhal2008) 2017年7月9日
間違えて毛無山に行かないように気を付ける。天子ケ岳へ向かう。
割と平坦な道のようだ。
登山靴も履きならしていたので、くるぶしの上の外側もまったく痛くならない。
だんだん、景色を楽しむ余裕がでてきた。苔が綺麗。
朽ち果てた木が綺麗。
登りよりむしろ下りになってきた。でも今回はピストンだから帰るときは登るってことだ。
降りてから振り返ると、結構けわしい。。
距離はでてないが、半分くらいきたのだろうか。
半分くらい進むと登りもある。
あと0.6km。これがまた長い。
道も険しい。
着いた?のか?
もう少し先に進むと広場があった。つつじかなにかの花も季節には咲くようだ。
展望台。一応見るか。
当然こうなる。さて下山しよう。
やたらと景色が綺麗にみえる。
感受性が高まって、落ちている花が綺麗に見える。
木に巻き付けなかった枝が、無性におかしくなる。
変な色のキノコ。食べたら死にそう。
f4.0でもけっこうボケるな。
分岐場所の休憩所に戻ってきた。楽な方のルートで帰ろう。
と、その前に富士山を撮る。うん、これが撮れただけでも満足かな。
やたら平坦で楽そう。
階段もあるがほぼ真っすぐだ。
ここから田貫湖の西側の田貫湖キャンプ場の方へ向かう。
わりと険しい。階段の段差が高いので膝を痛める。
振り返るとこんな感じ。
綺麗に伐採されている。
やっと下界に戻れた。キャンプ場の風景がユートピアのように平和。
田貫湖と富士山。ガスで大沢崩れはあまり見えない。
思わずごろんと芝生に寝転がる。
以上、私の登山記録であった。正直、今まで高尾山くらいしか登ったことなかったので、登山を甘く見ていた。まだこの山もハイキングレベルらしいが、相当、疲れた。左膝の外側も痛くなって、最後の方は階段がつらかった。
それでも予想外のことを発見できる楽しみがあってよかった。そして帰宅してからのビールがおいしくて、なんかいろいろ食べ物もおいしくて、リセットされたような気分。この気分を味わうために登山してもいいのかも。
そして必要な装備を厳選して、また登山に挑みたい。当面の目標は富士山の登頂だが、その前にもう少し別の山にも上ってみたい。山梨には百の山があるのだから、私のような初心者レベルの山でも多数あり、登り放題状態なのだ。
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