先日、唐突にペンタブレットが気になりだして、色々とネットで情報を仕入れて、有名なワコム intuos pro(Medium PTH-651/K1)を買ってしまった。
絵と云っても、私はドラえもんしか描けないのだが、以下、私がペンタブレットを買った理由を書き出してゆこう。決して言い訳ではない。主に写真と絵という関係性に於いての理由だ。
1.自分で撮った写真をもとにした、風景画を描いてみたいから
これは純粋な動機である。写真を撮るというのは、畢竟、現実の光景を切りとる行為に過ぎないが、絵を描くというのは、現実を超える可能性に満ちているのだ。それでも元になるネタが欲しいということで、自分で撮った写真というものを選ぶ。
2.パースペクティブを活かした建築物を描いてみたいから
本当は3DのCADで建築物を描いてみたい。なんならその中にバーチャルリアリティで潜入したいという妙な衝動が私にはある。その前段取りとして、絵によって現実を超えた圧倒的な建築物、構造物を描いてみたいという欲求がある。
3.絵を描くことで、写真を撮る際の構図の決め方などが上達しそうだから
これは副次的な効果を狙ったものであり、些か俗物的ではあるが、要するにそういうことである。写真を撮る際も、「お、これは絵になりそうだ」という心持ちで撮るのもまた面白いかも知れないし、絵になる構図というしばりで写真を撮ることで、なぜ写真を撮るのかという根源的な問いを回避できる。
4.好きなアニメのキャラクターを描いてみたい
やはり描ける絵がドラえもんだけでは情けないという想いは非常に強い。私の絵人生がドラえもんに始まってドラえもんに終わってしまうような焦燥感からである。他にどのようなアニメのキャラクターを描きたいのかはここでは述べないこととする。ひとつ断っておくことは、有名な絵師になってコミケに出展したいなどという分不相応な野望は抱いていないので悪しからず。
5.人間の身体構造をもっと理解したい
万能の天才レオナルド・ダ・ヴィンチは私の好きな画家のひとりであるが、彼が人間のデッサンに非常に情熱的であったので、やはり基本はそこなのだという考えからである。別に卑猥な意味はないので誤解しないように。
6.美的感覚を磨くことで、同時に写真を撮る際のセンスを磨きたい
まさに一石二鳥だ。私の写真ライフはまだ高性能なカメラと高性能なレンズによって「撮られている感」が否めていない。本当にセンスがあればiPhone(←これも十分高性能ではあるが)でもよい写真が撮れる筈だし、高性能な機材によって写欲(写真を撮りたい欲求)とモチベーションが維持されているのはやや邪道である。どんなカメラでも対応できるセンスを磨きたい。磨くと云うことはもともとセンスがあるということが前提になるが、その辺は自分自身を信じるしかないのだ。
7.なんとなく
なんとなく描きたいから。それだけで良いじゃないか。
以上、最後は数にいれてよいのかわからないが、ドラえもんしか描けない私がペンタブレットを買った7つの理由である。「~した○個の理由」なるタイトルはいわゆる有名ブロガーのテンプレ的なタイトル構成なので、一度、書いてみたかったのだ。今後、あまり数字が跋扈する射幸心を煽る記事が多くならないようには気をつける。
ワコムタブレットサイト | Intuos Pro (http://tablet.wacom.co.jp/article/intuos-pro)
Intuos Pro ペンタブレット | (http://www.wacom.com/ja-jp/products/pen-tablets/intuos-pro-medium)
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