明けましておめでとうございます。
大変、ご無沙汰をしておりますが、僕は生きております。
2022年の初買ということで遂に1月4日にヨドバシカメラでEOS R5を購入しました。
今回はその理由や購入に至る顛末をつらつらと書いていきたいと思います。
さて去年はDP3 Merrillを購入してメリル三兄弟をコンプリートしてFOVEONライフを楽しんでおりました。また新しくわんこを二人迎えました。そして初代iPhone SEからiPhone 13 Proに買い換えてはカメラ性能と動画性能に驚いて「もうデジカメとかいらないんじゃない、てか、むしろこれカメラだろ!」という状況で、iPhone13Proのシネマティックモードで録るわんこ動画をTikTokにアップして、その可愛さに日々、妻と一緒にによによとする幸せな日々を送ってますた。
そんななかでもやはりフルサイズ(フルフレーム)機のEOS 5D mark3でもわんこが撮りたくなり、撮ろうとするのですが動くのでなかなか難しい。なかなかっていうかめっちゃ難しいです。「ちょ、動くな、いや動いているところも撮りたい、ちょ、こっち近づかないで!」それでもAI SERVOというものを駆使してみましたが、なかなかどうして難しいものです。特に50mmのf1.2で撮っているので尚更かも知れません。
「もっと楽がしたい!」
それが僕がデジタル一眼レフからミラーレス一眼へ買い替える動機でした。
全然、かっこよくない動機だけど、正直に言いました。
そこで思い出してください。僕は過去に
「僕がキヤノンEOS R5を買わない10の理由」
http://halcamera.com/2020/03/17/僕がキヤノンeos-r5を買わない10の理由/
と、題した記事を書き、あろうことかブログ内でアクセスランキング現在3位となってます。それなのにも関わらずEOS R5を買った僕にはその買わない理由を払拭する義務があります。なんだ急に真面目になって、と、思われるかもしれませんが僕はいつもいたって真面目な好壮年です。
以下、払拭(言い訳)していきましょう。
まず「1.値段が高そう」というものがありました。購入を検討するのは30万円から40万円とも書いていたようです。ちなみに今回、購入した金額はヨドバシカメラの店頭表示価格で506,000円でした。特に交渉してませんが、悪魔もとい店員の方から、お正月なので480,000円までなら大丈夫ですよと囁かれたのです。そして最終的には477,000円程まで勉強をしてくれました。そこからさらにポイント11%が還元されますので52,470円還元されます。
つまり477,000円-52,470円=424,530円となりました。これは現在のAmazonの最安値428,000円(2022/1/3時点)より安くなります。そして僕は去年からネオモバにてプチ株式投資を行い、雀の涙ほどの利益を確定して、それを含めれば実質40万円を切っていたのも追い風となりました。
次に「2.動画(8K)が不要」というものがありました。確かに不要と言えば不要ですが、別にあってもいいかなという考え方になりました。可愛いわんこを8Kで撮っておいて将来的に8Kモニターで見るのも悪くないかも知れません。ゆくゆくはEOS 5Cというシネマ対応した機種が出ても僕はスチルメインなので惹かれませんし、またEOS 5Sという高画素版が出たとしても、今度は高感度耐性が低下すると思うので、室内でわんこを撮るには向かないかなと予想しました。また8K動画機能がなくて、高感度性能の高そうなR6には惹かれましたが、最終的に画素数が5Dmark3以下なことと、プラボディを実際に触ってみてそこはかとなく5Dからの買い替えではチープさを拭いきれない質感だったので、その時点で候補から外れました。
そして僕的には最大の懸念事項であった「3.EVFの画質問題」がありました。しかし実際に見てみるととても綺麗でした。しかもなめらかです。今まで散々、EVFに辛口だった僕が言うのだから間違いありません。これはR5の576万ドットだけでなく、369万ドットのR6でも綺麗だなと感じました。奇麗というよりは不自然ではない自然さと言った方がいいかも知れません。しかもなめらかさ優先モードというものにしなくても、室内でわんこを追いかけたりするくらいですが、個人的には遜色ない感じです。違和感がないとは言えませんが、これは使っていくうちにもっと慣れてくるのだなと思えるまでに成長(?)しました。
次に「4.RFレンズの高価さ」を書きました。これは真実です。覆せません。しかも今現在は在庫がないRFレンズが多く、お金を出しても手に入れることができません。そして高いだけでなく、だけでなくというよりそれ以上に、レンズが重いというのがRFレンズ移行を躊躇することに拍車をかけていました。ただ最近では撒き餌レンズも出ていて今回、僕はRF50mm F1.8 STMを同時に購入しました。これは28600円(-11%還元)で重さは160gです。ええ、こんなに安いのに、このレンズめっちゃいいでーす!(※RF16mm f2.8の在庫はありませんでした。)
ちなみにR5の重量738gとRF50F1.8の重量160gで合わせて898gです。これはEOS 5D mark3の本体重量860gとほぼ同じです。軽い!
そして今回の目玉「5.AF(オートフォーカス)不要論」というものを書きましたが、お察しの通りわんこを迎えましたので動物瞳AFが必須な人生となりました!以上でひろ〇き氏よりエレガントに?不要論を論破させて頂きました。
次に「4.新開発CMOSセンサーが裏面照射じゃない気がする」というもを書きましたが、確かに裏面照射ではなかったです。R3は裏面照射ぽいですね。ただし裏面照射だけが勝者ではありません。新開発なのでよしとします。ところで理由の数が5の次なのに4に戻ってましたね。今見返したら10の理由じゃなくて12の理由でした。失礼しました。
次に「5.別にプロじゃないからデュアルスロットいらない」というものを書きましたが、R5はCFexpress x 1とSDカード x 1のデュアルスロットとなってます。しかしこのCFexpressがべらぼうに高いのです。128GBで2.5万円~3万円弱します。ということで不甲斐ないですが、僕にとっては実質SDカードのシングルスロットとなります。SDカードなら128GBでもCLASS10だと3600円程度です。スチル撮影と軽い動画だけなら十分でしょう。
次に「6.現在のデジタル一眼レフから移行するモチベーションが沸かない」という草臥れたおじいちゃんのような理由を書いていたようです。しかしながらよくよく考えると、語弊があるかもしれませんが、むしろデジタル一眼レフよりミラーレス一眼の方が草臥れたおじいちゃん向きな気がします。楽ですからね。デジタル一眼レフで撮ろうとするモチベーションの方がなくなりそうです。だがしかしデジタル一眼レフはそれはそれで、シャッター音ですとか、バッテリーの持ち具合ですとか、OVFですとか、捨てがたい部分もあるので、僕はEOS 5D mark3を売却する予定はなく、サブ機として防湿庫に温存します。極めて限定的ですが、例えば未曾有の大きな災害が起こり、電気の供給がストップし、限られた電力の中でなるべく多くの記録写真を撮らなければならない状況などでは活躍するでしょう。
次に「7.今後の方向性がみえない」というものがありましたが、だいぶ見えてきました。今後キヤノンはフラグシップ機でのデジタル一眼レフの生産をやめると決めたようです。今後はRFの時代になるでしょう。EFレンズはオールドレンズのような扱いになってくるかもしれません。それはそれで良いですね。
次に「8.まだEOS 5D markⅢが壊れていない」というものがありましたが、壊れる前に買い替えたっていいじゃねぇか。僕の5Dのシャッター回数はおそらく8万回ほどです。耐久は15万回だったと思ったので、まだ半分ほどです。また修理対応は2024年3月までだったと思います。それ以降になると中古市場価格が急落すると思います。現在の中古価格は10万円弱なので、コスパに優れていてこれから買う人もいるようですね。
次に「9.最近のカメラライフと合わない気がする」というものがありました。高性能すぎて持て余してしまいそうと心配していたようです。ただそれも杞憂となりました。わんこたちの動きの速さにR5は一生懸命働いてくれています。お疲れ様です。また動き物はEOSで撮影し、静物にはFOVEONをという住み分けができそうなのも、少し心が揺れたGFXを候補から外した理由です。
最後に「10.まだ出ていない」というものがありました。そして2020年7月20日に発売されて、もう1年半近く経っていました。プチ浦島状態です。その間、黙々と資金を貯めてきました。世間が材料不足で品薄な中、なぜかR5の在庫が潤沢になり始めて、ようやく今回、手が届いた感じです。最後の最後までR6にするかR5にするか、はたまたGFXにするかそれなりに楽しく悩みました。GFXシリーズにも心が動きましたが、最終的にはEFレンズを使ってのAF性能が問題なさそうなのと、なによりわんこを撮りたいという欲求が強かったのが一番の購入の決め手になったかもしれません。
以上、長々と書きましたが最後までありがとうございました。
今年もよろしくお願いいたします。
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