本日、「EOS 80D」が正式に発表された。一番に期待している性能の向上は、なんといってもオートフォーカスである。私は元EOS60Dユーザーなので、どの程度進化しているのか気になる。そこでキヤノンの各機種のAF(オートフォーカス)性能の主に測距点についてをおさらいしたい。
EOS60D
9点(全点クロス測距)
EOS70D
オールクロス19点AFセンサー
全測距点でF5.6光束対応のクロス測距※1。中央F2.8対応・デュアルクロスセンサー配置※2。
EOS80D
オールクロス45点AFセンサー
最大45点クロス測距を実現。
狙った被写体を高精度・広範囲で捕捉。最大27点で開放値F8に対応。
こうしてみると、60D→70D→80Dと順調に測距点がアップしているのがわかる。
7D2と比べても遜色ないどころか、最大27点の開放値F8対応は、下克上宛らに凌駕している。ただしファームウェアのアップデートで向上する可能性は残っている(?)。
EOS7D MarkⅡ
オールクロス65点AFセンサー
最大65点クロス測距を実現。
狙った被写体を高精度・広範囲で捕捉。中央は開放F8に対応。
EOS7D
19点(全点クロス測距)
初代7Dはさすがに見劣りする。
EOS-1D X MarkⅡ
新61点レティクルAF
AF信頼性の極致を目指した、新開発の61点レティクルAF。
あまり縁のない高級プロフェッショナル機だが、オートフォーカス性能がどの程度なのかは気になるところだ。
EOS 5D MarkⅢ
61点高密度レティクルAF
被写体の捕捉力、構図の自由度を高めた新開発61点高密度レティクルAF。
現在、使用している5D3も61点である。オートフォーカスで不満に感じたことはないのだが、動きものをあまり撮らないからだけかも知れない。
EOS 6D
11点
中央:F5.6 光束対応のクロス測距
中央:F2.8 光束対応の縦線検出測距
戦略的モデル故に、こういう部分で性能が削られているようだ。
こうしてみるとやはり7D2の65点というのは圧倒的である。80Dがどの程度、肉薄してくるのか、またはある部分では凌駕してくるのかが気になるところだ。サブ機としては7D2は重量過多な感が否めないので、80Dをサブ機候補として考えたい。
※追記 EOS 80D関連のニュース、レビュー記事たち
価格.comのレビューである。実写も含まれている。
実写のサンプルが等倍で見られる。ムービーも見られる。
60D、70D、80Dの仕様が表で比較されている。
購入時期、最安のタイミングを推測されている。
70Dと80Dの細かい仕様が比較されている。
※以上、リンクは無断で貼っているので、不服の際は申し立て願う。
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