なんだかサブカメラとして少し欲しくなってきてしまったので、敢えてディスってみる。べ、別に欲しくなんかなんだからね。
というわけで、私がEOS80Dを買わない理由を書いてみる。
1.サブカメラにしては大きい
フルサイズ一眼レフに比べれば小さいが、ミラーレス機と比べるとやはり大きい。現在のサブ機GRが優等生すぎるのでその代わりとして、気軽に出張先などにも持ち運べるかとなると疑問である。
2.所有しているLレンズ資産が活かせるか不安
焦点距離が35mm換算で1.6倍になるというのは望遠側ではメリットだが、普通の撮影時は支障となりかねない。たとえばLレンズで24-70mmを使うと38-112mm相当となる。広角にもならず、望遠にも届かずという状況になってしまうだろう。
3.とはいえEF-Sレンズは数が少ない
それならばAPS-C用のレンズであるEF-Sシリーズに目が行くが、やはりLレンズと比べてしまうと画質はそれなりであるし、パンケーキがあるくらいで、レンズの種類が乏しいのが現状だ。EF-S18-135mmは非常に使い勝手がよいとは思うが、画質にはあまり期待できない。
4.防水防塵の性能に不安がある
はっきりと「防塵防滴」であると明記されている箇所が見当たらない。
5.マルチコントローラーが搭載されていない
これは非常に使いやすいものなので、ないというのが非常にストレスになりそうだ。また7DⅡとの比較になるが、せっかくAFが高性能と謳われているのに、測距エリア選択レバーが搭載されていないのも残念である。
6.測光方式が見劣りする
こちらも7DⅡとの比較になってしまうが、EOS80Dは
7560画素RGB+IR測光センサーによる63分割TTL開放測光
となっており、一方、7DⅡは、
15万画素RGB+IR測光センサー使用、252分割TTL開放測光
EOS iSA(Intelligent Subject Analysis)システム
となっている。これらがどの程度、影響するのかは私の知識では不明であるが、下克上を果たして欲しいと思えば、なんとなく見劣りするのは残念だ。
7.暫くはご祝儀価格が続いて7DⅡとの価格差が少ない
現在の価格.comの最安値だと、EOS80Dが126,144円。一方、7DⅡが132,780円となり、その差は6000円程度である。購買層も違うだろうから一概には比べられないが、少なくとも価格が落ち着くまでは食指は動かない。
8.4K動画に対応していない
これはネットでも各所で散々、言われて賛否両論であるかと思うが、やはり機能は高いに越したことはないのだ。その機能を積むことでのリスクを排除したという消極的な動機からの搭載見送りであると考えてしまうと哀しい。
9.もともとEOS60Dを使っていて、EOS5D3へ移行した身としては出戻り感がある
些か個人的な感想になるが、そういうことである。
10.現在、各メーカーから新機種が続発し目移りしている
こちらも個人的な感想になるが、つまりは浮気者ということだ。
以上である。もちろんEOS80Dのよい部分もたくさんあるのだが、最後によい部分を挙げてしまうとただのツンデレになってしまうので、敢えて挙げないで終わりとする。
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